ELS: Hirodai e-Learning Support

このページの情報は WebCT の旧バージョン (WebCT CE4) に関するものです。WebCT CE4 は、2009年4月以降使えなくなります。

WebCTについて

広島大学では e-Learning プラットフォームのひとつである WebCT シ ステムを導入し、広島大学の構成員の皆さんが利用できるように公開しています。 WebCT システムを使うと、「授業のホームページ」を簡単に作成・運営できるよ うになります。

ここでは WebCT の利用に関連する情報を提供します。


WebCT について

WebCT は、ネットワーク上でコース(大学においては授業、講義、科目を指す)を管理・運営するための WWW アプリケーションです。授業資料を提示したり、小テストを実施したり、授業を履修している学生と教官で共有できるカレンダーや掲示版を作ったりと言ったことを手軽に行うことができます。

WebCT を使って完全なオンラインコースを作成することもできますし、対面型授業の補完をするページを作成することもできます。本学においては、WebCTの導入は、現在行われている授業の IT 面からの支援を第一の目的としています。すなわち、現時点においては「対面型授業の補完」と言う点に重点をおいて考えています。この観点から言うと「WebCT とは授業のホームページを手軽に作成するためのツールである」と位置付けることができます。

WebCT は 1995 年にカナダのブリティッシュコロンビア大学で開発されました。当初はマーレイ・ゴールドバーグさんと言う方のグループが研究目的で開発されていたのですが、現在は WebCT 社と言う会社が母体となって開発とサポートが行われています。WebCT は当初から大学の授業での利用を目的に開発されており、北米の高等教育機関では e-Learning システムのデファクトスタンダードとして認識されています。

WebCT を使うとどんな事ができるのか

WebCT (Web Course Tool) の名前の通り、WebCT ではすべてがコース単位で動きます。ひとつのコースはひとつの授業に相当します。コースに所属する人としては、コースを運営する教官(WebCT ではコースデザイナとされます)、授業の補助をするTA、授業を履修している学生があげられます。

WebCT システムにログオンすると、自分が所属しているコースの一覧が表示されます。コースの中でどのようなことができるのかは一言ではとても説明しきれませんが、代表的な利用方法として次のようなことがあげられます。

  • 講義資料の提示

    授業開始前に学生に配布しておきたいプリントなどをアップロードしておき学生に提示することができます。

  • カレンダーや掲示版の利用

    授業の予定などを示すカレンダーを利用できます。教官がカレンダーに記入した事項は、その授業を履修しているすべての学生が閲覧可能です。また、掲示版もコースの中に作成されますので、授業を履修している学生と教官だけが読み書きできる掲示版を手軽に作成できます。

  • 小テストの実施

    授業の内容に関して簡単な小テストを作成し、学生に受験させることができます。もちろん受験結果をデザイナが閲覧することが可能です。小テストの合格ラインを設定しておき、合格したものだけが閲覧できるページを作成することも可能です。

そのほかにもいろいろな機能が用意されています。すべての機能を網羅したマニュアルを WebCT 社のホームページ から入手することができます。