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【重要なおしらせ】再履修生の成績表示等について

概要

How to reset a course前年度と同じコースを、前年度登録学生を削除(登録解除)して今年度も使っている場合、再履修生(前年度と同一IDの学生で今年度も同一コースに登録し直されている)の成績表に昨年度の成績が表示されてしまいます。

学生が成績表を見たときに、今年度の成績と区別がつきませんので、ご注意ください。

該当するコースをお持ちの方はコンテンツ作成支援室 els-apply@els.hiroshima-u.ac.jp までご連絡ください。

問題の詳細

年度が改まる際に、前年度使っていたコースのコンテンツを再利用するには二つの方法があります。ひとつは、新規にコースを作成し、前年度のコースからコンテンツをコピーする方法で、もう一つは同じコースの学生リストを入れ替える方法です。

後者の場合に、「教員ツール」の「コース管理」→「リセット」を使うと完全に前年度学生情報をクリアできます。この方法で前年度学生リストをクリアし、新しい学生を登録する場合は、このページに記述する問題は発生しません。

しかし、「教員ツール」の「グレードブック」→「登録解除」を使った場合や WebCT Manager で学生削除をした場合は、学生リストは完全にはクリアされません。この状態で再履修生を再び登録すると、その学生に関する前年度の学習データが復元されてしまいます。

これは、「登録解除」では学生の学習データが削除されず見えなくなるだけ、という WebCT の仕様から発生する問題です。誤操作で登録解除してしまった場合などに学習データを失わないための仕様です。この仕様により、いったん登録解除しても、もう一度同一IDで学生登録をすると、登録解除前の成績やテスト答案、レポートなどが復活してきます。

これにより以下のような問題が起こりえます。

  1. 再履修生が成績表を見たときに、昨年の成績が入ったままになっている
  2. 昨年度と同じ課題を利用している場合、昨年その課題を提出した再履修生は、提出済み状態になっているため今年度分の提出ができない。
  3. 昨年度と同じテストを利用している場合、昨年そのテストを受験した再履修生は受験済みになるため、設定によっては新たな受験ができない。

対応方法

年度をまたがるコースの使い回しにより、履修生の学生データに不具合が起こってしまっている場合には、完全ではありませんが以下の方法でご対応ください。今後は、次項の方法でコースをリセットしてご利用ください。

  1. 成績表:よい方法がありません。グレードブックにつけた点数は、上書きはできますが削除ができません。まだ他の学生を採点していない状態であれば、昨年とは異なる名前の欄を新たに作成したほうがよりよいです。
  2. 課題:答案を削除して未提出状態に戻す事はできませんが、差し戻す事で採点結果をクリアする事はできます。答案を差し戻すには「課題提出箱」の「すべて」タブで該当再履修生の課題タイトルをクリックし、「保存オプション」の「さらに編集させるため学生に返却」します。

    この場合、該当の学生は昨年度の答案の続きから始める事になります。
  3. テスト:昨年度既に提出した答案を削除し、受験し直させる事ができます。答案を削除するには下記の手順を踏みます。
    1. 「講師」タブで「アセスメント」クリック
    2. アセスメント項目のアクションリンクから、「答案を表示」をクリック
    3. 問題の再履修生の答案を探し、「受験」の欄のアクションリンクから「受験のリセット」をクリック

新年度にコースを開設するには

できるだけ、新規にコースを開設し、既存コースのコンテンツをコピーする方法でご利用ください。

もし、既存コースの学生を削除して使い回す場合は、「講師」タブ→「教員ツール」→「コース管理」→「リセット」でコースを完全リセットしてください。