WebCT Manager についてのアンケート
2008年10月末から11月頭にかけて、WebCT Manager (本学の運用に併せて WebCT のコース管理機能を補完するシステムです) に関してのアンケートを実施いたしました。簡単ですが、結果をここに掲載します。
調査にご協力いただいた皆様に感謝いたします。
調査の概要
調査期間
2008年10月29日〜11月10日
調査方法
WebCT Manager を一定回数利用した記録のある利用者108名に電子メールにて調査依頼、Webアンケートフォームでデータ収集しました。
回答状況
依頼件数108件中、回答26件。回答率 24.3%。
質問項目
自由記述を含めて 9 問。WebCT Manager の使い勝手を尋ねる質問が 2 問、アカウント作成機能について尋ねる質問が3問、もみじとの機能連携について尋ねる質問が3問、最後に自由記述でコメントを書いていただきました。
アンケート結果
使い勝手について
WebCT Manager の「コース作成機能」と「学生登録機能」について、操作が解りやすかったかどうかを 4 段階で尋ねました。どちらの機能もともに 80%程度が「とても解りやすい」または「解りやすい」という評価(コース作成機能77%、額英登録機能88%)でした。
コース作成機能の方が単純な機能にもかかわらず「解りにくい」と答えられた方が多かったのは、最初にどこをクリックするかが目立たなかったのが敗因ではないかと考えています。処理の流れが解りやすいような操作体系を検討したいと思います。

アカウント作成機能に関して
次にアカウント作成の機能について尋ねました。WebCT Manager には広大IDと異なる WebCT アカウントを作成する機能があります。これはもともとダミー学生アカウント作成用につけた機能だったのですが、WebCT CE6ではダミー学生機能がシステムに組み込まれています。今後この機能をどうするかを検討するにあたり、現在の利用状況について調査をしました。
まず、WebCT CE6 を利用されているのは 26 名中 ちょうど半分の 13 名の方でした。その中で4名の方が、アカウント作成機能を利用されていました。そして、4名全ての方が、用途はダミー学生であると答えています。
予想していたよりも多くの方が CE6 でも独自アカウントを作成されていましたが、その用途はすべてダミー学生でした。ダミー学生以外にわれわれが想定していた用途で利用されている方はいらっしゃいませんでした。今後 CE6 のシステムに組み込まれたダミー学生機能の利用が浸透すれば、独自アカウントの作成機能は不要になるかもしれません。

「もみじ」との連携に関して
現状の WebCT Manager は、「もみじ」(広島大学の学生情報システム)から講義情報と履修者情報を年2回転送して利用するという薄い連携をしています。今後はもっと密な連携が必要になると考えていますが、これに関して利用者の方々の考えを聞いてみました。
- コース作成
- コースへの履修学生登録
- コースからの学生登録解除
のそれぞれに対して、
- 自動連携:「もみじ」で登録(削除)されたらWebCTでも自動的に登録(削除)
- 教員のスイッチ:「もみじ」の登録情報を参照し、教員がアクションを起こすと登録(削除)される
- 連携不要:「もみじ」との連携は必要ない
のどれが適切かを尋ねました。結果は下記の通りです。

自由記述
最後に、WebCT Manager へのコメントを頂きました。
目立ったものに「登録学生の削除がもっと容易にできるとよい」がありました。 これについては、WebCT CE6本体のグレードブックでもできますが、登録関係で WebCT Manager に機能がまとまっていた方が使いやすいと思いますので、近日中に実装をしたいと思います。
また、「『もみじ』の学生リストがもっと早く使えるようにならないか」というご意見もいくつかいただきました。これに関しても、次期もみじの運用開始に伴い連携強化の予定ですのでご期待ください。
他にも有用なご示唆をいただきました。ありがとうございます。
WebCT Manager の機能とは直接関連がないのですが、WebCT に関連するご質問をこの欄にていくつか頂きました。以下にこの場を借りてご回答させていただきたいと思います。
各コースのファイル領域には WebDAV を使ってアクセスすることもできます。WebDAVを使うと、PC上でローカルファイルを扱うのとほとんど同様に WebCT のファイルを扱うことができるようになります。複数ファイルをまとめてアップロード/ダウンロードするのもとても簡単です。
WebDAV接続に必要なURLは、「ファイル管理」のところにあるアクションリンクアイコンから参照できます。

WebDAV は Windows XPではシステム標準で使えますが、Windows Vista は Microsoft からソフトウェアアップデートをもらってきてインストールする必要があります。また Mac OS X では 10.4 以降で利用できます。10.4 未満の場合は Goliath などの WebDAV クライアントを導入して利用する事になります。
WebDAVの利用に関しては、また別の場所であらためて説明をしたいと考えています。