ELS: Hirodai e-Learning Support

WebCT CE4 のコンテンツを CE6 で活用する

CE4で作成したコースをCE6へ移行して再利用する事ができます。ただし、移行できるのはコンテンツのみで、学生情報(履修生リスト、学生が提出したレポート、掲示板の投稿内容などなど)は移行できません。

移行の手順

  1. CE4でコースコンテンツをエクスポート
    1. CE4で該当コースへアクセス
    2. 「コントロールパネル」→「コース管理」→「コンテンツをエクスポート」
    3. 「エクスポートするコンテンツを選択」で "Export course" を選ぶ
    4. 「保存先を指定」で "Download the content package to my computer after export" にチェックをつけておく
    5. 「続ける」をクリック。コースコンテンツのエクスポート処理が行われ、zipファイルがPCへダウンロードされる。
    6. ダウンロードされたファイルの場所と名前を確認して、CE4の作業は終了。
  2. CE6でコースコンテンツをインポート
    1. CE6で新規コースを用意し、アクセス
    2. 最初の画面で「ファイルからコンテンツをインポートする」を選び「続行」
    3. 「コンテンツブラウザ」が開くので、「マイコンピュータ」をクリック、さきほど保存したzipファイルを開く
    4. インポート処理が開始される。終了したら「戻る」をクリック

上記2のステップで、新規コースではなくて既存コースへCE4のコンテンツを入れたい場合には、以下のようにしてください。

  • CE6のコースを開いて、
    1. 「ビルド」タブをクリック
    2. 「デザイナツール」の「コース管理」をクリック
    3. 「インポート」をクリック
    4. コンテンツブラウザが表示されるので、「マイコンピュータ」をクリックし、CE4で保存したzipファイルを開く

移行されるもの、されないもの

  • 学生情報、提出物などは移行されません
  • 選択的公開の条件は移行されません。条件が設定されているリンクは「非表示」となります
  • ホームページ上に配置された「小テスト」「掲示板」などツール機能そのものへのリンクは移行されません。かわりに、CE6のツールメニューが表示されます。
  • その他のほとんどのコンテンツは、移行されます

詳細は以下の文書を参照してください。(学内限定です)

CE4の提出物などの保存

CE4へ提出されたレポート/小テスト回答などのデータは、そのままでは CE4 サーバが止まってしまったらまったく閲覧できなくなってしまいます。CE4サーバは、できる限り長く運用を続ける予定ですが、障害などが発生した際のリカバリできないかもしれません。以下の方法で、CE4の提出物などをPCへ保存できますので、重要なデータは各自で保存をしていただけるようお願いいたします。

  • コース全体:CE4のバックアップ機能を使う。 (特殊なZIPファイルになり、おそらくWebCT CE4でしか利用不可)
  • ディスカッションメッセージ:テキストファイルに落とす(文字コードはUTF-8になる)
    「すべてを表示」→「(全てをチェック)」→「コンパイル」→「ダウンロード」
  • レポート:ZIPしてダウンロード
    「答案」→「(全てをチェック)」→「ダウンロード」
  • 小テスト/アンケート:テキストファイルに落とす(タブ区切り、文字コードはUTF-8になる。Excelではそのまま読み込めない?)
    「詳細」→「詳細をダウンロード」
  • 成績など:テキストファイルに落とす(上に同じ)
    「学生管理」→「(レコードを)ダウンロード」

不具合情報

「短答形式」問題での「回答の順番」が保存されない

CE4の「小テスト」に「短答問題」を作成しており、その中で

  • 複数回答欄を作成
  • 回答の順番を指定

している場合、「回答の順番」の指定がなくなってしまいます。

例)

CE4での設定
ce4での設定
CE6へ移行後の設定
ce6での設定

移行後に、「解答欄で許可」欄を手動で修正する必要があります。

エクスポート作業ができないコース?

エクスポート作業が途中で止まってしまうコースがあるようです。「進行状況」のプログレスバーが 1/3もしくは2/3程度のところで止まってしまい、数十分待っても進行しません。

この場合は、コース名をそえてコンテンツ作成支援室 < > までお知らせ下さい。

複数回のエクスポート作業にはご注意下さい

これは不具合ではありませんが、ご注意いただきたいところがあります。

コースエクスポート作業を行うと、エクスポートファイル(zipファイル)が myFiles に作成されます。エクスポートファイルには、myFiles に置かれたファイルがすべて含まれます。

ということは、一度エクスポートをした後再度そのままエクスポート作業を行うと、前回のエクスポートファイルが新しいエクスポートファイルに含まれます。さらにもう一度行うと、初回と2回目に作成されたものが含まれます。というふうに何度もエクスポート作業を行うと雪だるま式にエクスポートファイルの容量が増えていってしまうことになります。

例)

最初の myFiles: 1MB
   a.pdf (1MB)

一度エクスポートした後の myFiles: 2MB
   a.pdf (1MB)
   ncXXXXXXX_COURSE_20090226000000.zip (約 1MB, a.pdf を含む)

もう一度エクスポートした後の myFiles: 4MB
   a.pdf (1MB)
   ncXXXXXXX_COURSE_01.zip (約 1MB, a.pdf を含む)
   ncXXXXXXX_COURSE_02.zip (約 2MB, a.pdf とncXXXXXXX_COURSE_01.zipを含む)

もう一度エクスポートした後の myFiles: 8MB
   a.pdf (1MB)
   ncXXXXXXX_COURSE_01.zip (約 1MB, a.pdf を含む)
   ncXXXXXXX_COURSE_02.zip (約 2MB, a.pdf とncXXXXXXX_COURSE_01.zipを含む)
   ncXXXXXXX_COURSE_03.zip (約 4MB, a.pdf とncXXXXXXX_COURSE_01,2.zipを含む)

同一コースに対してエクスポート作業を複数回される場合は、前回のエクスポートファイル (コースID-COURSE-日付時間.zip という形式のファイル名です)を削除してから行われるよう、お願いいたします。