ELS: Hirodai e-Learning Support

WebCTプレミアムプロジェクト

本学では2001年からWebCTが導入され、有志の先生方により様々な形で授業に活用されてきました。WebCTには

  • 授業資料提示機能
  • オンラインテストとレポート管理機能
  • コミュニケーション機能
  • 学習履歴と成績管理機能

などが含まれており、これらを自由に組みあわせて使えるようになっています。この中で、これまでは主に授業資料提示機能を中心に利用されてきました。

しかし、課題や小テストなど他の機能は3~4割程度の授業でしか活用されておらず、まだまだ真価が発揮できていない状態です。

また、学士の学力品質保証、単位の実質化が声高に叫ばれるようになり、評価基準の明確化と根拠の管理、学習時間の確保が求められています。このような目的のためにも、 WebCTを利用したレポートや学習履歴の管理機能を活用する場面が増えてくることでしょう。もちろん、授業の形態や内容によって、活用できる機能が限られる場合もあります。

一方、小テストの設定に手間がかかり実施できなかったり、学習履歴の読み方がわからなかったり、電子教材を作るノウハウがなかったりといった場合も少なくないと思われます。 このような(先生方にとってあまり本質的でない)技術的な問題をできるだけ排除して、より高度な講義の情報化を進めていくためには、これまで以上に教員支援体制を充実させる必要があります。

また、講義情報を時間外にWeb上で提示する際には、著作権の問題に目をつむる事はできません。授業資料の著作権処理を支援する体制は、これまで本学に存在しませんでしたが、今後は必要になってきます。

教育室では、「WebCTプレミアムプロジェクト」として、2008年末よりコンテンツ作成支援室に2名の職員を新規配置し、WebCTを中心とする教員支援体制を強化しました。

このプロジェクトでは、2011年度までの 3 年間で次の 4 点を目標としています。

  1. 品質の高いコンテンツの作成を支援する
  2. 授業一回分をオンラインで実施するためのコンテンツの条件を検討し、実際に作成・実施を行う
  3. 著作権処理の方法と支援体制を実践しながら検討する
  4. これらを通じ、教員にeラーニングの有効性を認識してもらう

この目的のために、コンテンツ作成支援室では、WebCT出前講習会、コンテンツ作成支援著作権処理支援などの教員支援活動を開始していますので、ぜひご利用下さい。